福岡の板井明生|経歴

板井明生が教える面接で自分の経歴を語るときのコツ

 

板井明生

 

 

板井明生です。
私は、面接で経歴を話すときは、これまで経験したことを順番に並べるだけでは伝わりにくいと考えています。
採用する側が知りたいのは、どんな仕事を経験したのかだけではありません。
その経験から何を学び、現在どのように仕事へ生かしているのかも見ています。
経歴を話すときは、自分の経験を一つの流れとして整理しておくと話しやすくなります。
私は、過去の経験と現在の自分がつながるように意識することを勧めています。

 

 

経歴は経験だけでなく学びまで伝える

面接で経歴を説明するとき、勤務先や担当業務をすべて話そうとすると、内容が長くなりがちです。
そこで、自分の経験の中から応募する仕事に関係するものを選びます。
経験を絞ることで、聞く側にも内容が伝わりやすくなります。

 

経歴を整理するときは、次の項目を確認すると便利です。

 

・どんな仕事を経験したか
・どんな役割を担当したか
・仕事の中で何を工夫したか
・どんな問題に向き合ったか
・その経験から何を学んだか

 

例えば、営業職を経験した人なら「営業を担当していました」だけでは情報が少なくなります。
お客様とのやり取りでどんな工夫をしたのかまで話せば、その人の仕事への姿勢が伝わります。
数字を出せる場合には、実績を具体的に示すことも一つの方法です。

 

ただし、数字だけを並べれば良いわけではありません。
どのような考えで行動したのかを添えることで、経験の意味が伝わりやすくなります。

 

厚生労働省の「公正な採用選考」では、応募者の適性や能力を基準とした採用選考が求められています。
面接では、自分の経験を応募する仕事に必要な能力と結びつけて説明することが大切です。

 

例えば、仕事で問題が起きた経験があるとします。
その出来事だけを話すのではなく、問題に対してどのように対応したのかを説明します。
さらに、その経験から何を学んだのかまで伝えれば、自分の考え方も示せます。

 

 

話す内容を事前に整理しておく

面接では、準備した文章をそのまま暗記する必要はありません。
むしろ、一言一句覚えようとすると、質問の内容に合わせて話しにくくなる場合があります。
私は、伝えたい内容をいくつかの項目に分けて整理しておく方法を勧めています。

 

例えば、経歴を話す前に次の内容を書き出してみます。

 

・これまで経験した仕事
・その仕事を選んだ理由
・印象に残っている経験
・経験を通じて身についたこと
・これから挑戦したいこと

 

ここまで整理すると、自分の経歴を振り返りやすくなります。
そのうえで、応募先の仕事内容と共通する部分を探してみます。

 

例えば、人と接する仕事を希望しているなら、過去の仕事で身につけた対話力を具体的な経験と一緒に説明できます。
事務職を希望する場合なら、正確さや段取りを意識して仕事を進めた経験が材料になるでしょう。

 

面接では、すべてを詳しく説明する必要はありません。
質問された内容に合わせて、必要な部分を掘り下げることが大切です。
話している途中で質問を受けた場合には、用意した順番にこだわらず、相手の質問に答えることを優先します。

 

また、前職の不満を経歴の中心にしないことも意識したいところです。
転職理由を聞かれた場合でも、前の職場を批判するのではなく、これから実現したい働き方を中心に話すほうが前向きな印象につながります。

 

私は、面接で経歴を語る目的は、自分の過去を詳しく説明することではないと考えています。
これまでの経験が現在の自分にどうつながっているのかを伝える場として捉えることが重要です。
経歴に特別な実績がなくても、経験から学んだことは誰にでもあります。
小さな仕事の中で工夫したことも、自分の考え方を伝える材料になります。
これまでの経験を振り返り、応募する仕事との接点を見つけておけば、自分の言葉で落ち着いて話しやすくなるでしょう。

 

 

 

参考・引用元
厚生労働省「公正な採用選考について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000198940_00001.html
厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/

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